キャンバス・ニュースレター 2021.12.10
2021年も終わりに近づいてきました。コロナ禍は続きましたが、オリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍、大谷翔平選手の快進撃など、明るいニュースもありました。来年こそは、思いっきり人間らしい生活がしたいですね。
さて、英検準1級取得を目標に勉強してきた高校生ふたりが、無事目標をクリアしたので、次どうしようかという話しになりました。そして、試しにアメリカの短大のオンライン授業を取ってみることに。どのようなレッスンで宿題がどのように出されるかなど、わからないこともあり、まずは安価で内容も無理にならない程度のものから挑戦してみました。三カ月のコースは、結論から言うと、思ったより易しかったようです。しかし、新しい勉強の方法として、やってみた甲斐はあったと思います。
それにしても、日本にいてアメリカの高等教育が受けられるなんて、ありがたいですね。いろいろなクラスが提供されていて、履修後正式に単位が認められるものは、やはり学費もそれなりに高くなるようですし、課題等も難しくなるでしょう。もちろん今回試した学校以外にも、オンラインのレッスンを提供している学校はたくさんあります。徐々に、他の高校生にもチャレンジしてもらいたいと思っています。
今年も一年間、ありがとうございました。
みんな、頑張っています!
9月、美杉台中3年のNさんがスピーチコンテストに出場(飯能市&日高市)、入賞しました。観客の前で発表できたらよかったのに、オンラインになってしまったことが悔やまれてなりませんが、高校生になっても英語のスピーチに挑戦したいそうです。なによりもその気持ちに、優勝カップを贈呈!また高校1年生のMさんは英作文のコンテストで、県の高校1年生の部、4位で表彰されました。こちらは会場で与えられたトピックについて、制限時間内に辞書なしで英作文を書き、内容が審査されるものというもの。彼女は普段から、決して堅苦しい構文を駆使したりせず、読みやすい文で、ひとつひとつ順序だてて文章を組み立てていくことができるので、納得の表彰です。同じく高校1年生のS君も夏休みの宿題で書いた英作文が、コンテストにエントリーされているそう。突然、高校の先生から「良く書けているので、コンテストに出す」と言われ、本人が驚く、という展開だったそうですが…。こちらは結果待ち、楽しみです。
韓国語クラス
10回限定で、秋に開催した韓国語クラスは、K-ポップや韓国ドラマが好きな女の子たちが集まって、韓国語の基礎を勉強しました。中には、講師が驚くほど熱心に勉強した生徒もいて、若い子が好きなことに取り組むときのエネルギーと、その迫力に圧倒されました。また機会を見て、少し高いレベルのクラスも開講できたらと思います。
小学生の英語クラス
小学生のクラスでは、いくつか新しい試みを行いました。1つ目は、ショート動画作り。全部のクラスではないのですが、短いダイアローグを演じてみました。いざカメラを回すと、緊張しますが、台詞をちゃんと言おうという意識が生まれるようで、良かったと思います。また演技を恥ずかしがる生徒には、同じ内容のものを四コマ漫画に描いてもらいました。こちらも想像以上の出来です。さらに、単語のテストも始めました。英語の読み方の学習方法として、 アメリカで広く使われているフォニックスというものがありますが、小学生のクラスではこれを採用しています。そしてその中で扱った単語を覚えてもらいました。皆、よく練習してきてくれて、徐々にそれが英文を読む力になってきています。昨年度までは、小学生に単語のテストは早いと思っていましたが、教科書の改訂で、そうも言ってられない状況にあると判断し、このようにいたしました。
クラス開講予定
算数の中学準備コース
中学準備のための算数のクラスを開講いたします。当然ですが、中学校の数学は小学校6年間の算数の上に積み上げていくものです。小学校の算数のどこかでつまずいていると、概念を扱うようになる中学校の数学は、理解が困難になってしまうかも。中学入学前に、きちんと理解できるようにしておきましょう。小学校6年生のみ、対象です。
■「算数の中学準備コース」(4名から開講)
■日時:1月14日~3月25日(2月11日はお休み) 毎週金曜日 18:50-20:10
■受講料 全10回 20,000円 入会金10,000円(入会時のみ)
小学生の英語クラス-冬休みと3学期の予定
小学生 火曜日クラス 2学期は12月14日まで。3学期は1月11日からです。
小学生 水曜日クラス 2学期は12月15日まで。3学期は1月12日からです。
小学生 金曜日クラス 2学期は12月10日まで。3学期は1月7日からです。
★その他のクラスについては担当者から連絡します
編集後記
私には、最近、なぜかよく思い出す人がいます。アメリカでデッサンを習った、八島太郎先生です。絵本作家としてアメリカで活躍しましたが、日本で一番有名な作品は、おそらく小林多喜二の死に顔のスケッチでしょう。子供を愛し、日本を愛し、故郷鹿児島の空を愛し、純粋な心は痛々しいほどに研ぎ澄まされ、投獄されても尚、信念を貫いて生きた方でした。太郎先生の人生は戦争に翻弄されましたが、新型コロナウイルスに翻弄される私達を見て、先生は何と言うかしら、と考えるのです。特に子供達に温かい眼差しを注いでいた先生は、まず子供らを大事にしなさいって言うのではないかしら…、多くの学びや遊びの場、成長の機会を奪われた子供に対して、大人は計り知れない責任を感じて生きていかなければならないぞ、と言われるのではないかしら、とそんな気がしています。いやいや、そんなことより、なぜ絵を描き続けなかったのかと叱られるだけかもしれませんが。(船山)
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